「顔を出す」とは?言い換えを徹底解釈

「顔を出す」とは?言い換え

この記事では、「顔を出す」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「顔を出す」という言葉の意味

顔や姿などをその場にあらわすという意味のある「顔を出す」と言う言葉は、人を訪問したり、会合などに出席したりすることのたとえで使用される言葉で、「〇〇しただけですぐ退席する」と言う意味合いがあります。

「顔を出す」という言葉の1つ目の意味は「表面に現れる」「(太陽や月などが)姿を見せる」などです。

2つ目は転じて「会合などに出席する」「参加する」「顔出しする」などの意味合いになり、比較的短い時間の訪問や参加などのニュアンスが強い言葉です。

「顔を出す」のポジティブな言い換え

「顔を出す」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『姿を見せる』
「ある人が他の人々の集まっているところに来ること」「今まで隠れていたものが姿を見せること」などの意味合いで使用されます。

・『姿を現す』
「出現すること」「隠れていたものが見えるようになること」などの意味合いがあり、「才能が姿を現す」など、人や物以外でもそれまで隠れていて一般的に知られていなかったことが認知されるようになる場合にも使うことができます。

・『来る(きたる/くる)』
「(距離的や時間的に)身近な所に移る」「事態が進行したことで、ある状態に至る」などの意味合いで使用される言葉で、英語表記では「coming soon」がもっとも近いニュアンスになります。

・『現れる』
今まで無かったものや隠れていたものが、はっきり見えるようになるという意で、「目につくようになる」「やって来る」「発覚する」などと言い換えることができます。

・『訪れる』
「人のもとや名所などをたずねる」「訪問する」などの意味合いで使用される言葉で、転じて「(時や状況などが)めぐって来る」という意味合いもあります。

「顔を出す」の類語や言い換え

「顔を出す」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『顔を見せる』
「その場所へ来る」「人前に出る」などの意味合いがある言葉で、初めてお勤めに出る遊女や芸者などが、揚屋や料亭などにあいさつして回っていた行為が語源となっています。

・『登場する』
「舞台や場面、会合などに現れ出ること」の意で、特定の人物やシーンが出てきた時に使われる言葉です。

・『出席する』
「会合や学校の授業などに出ること」を指す言葉で、文字通り「席」が用意されている場合に使われることが多い言葉です。

・『赴く(おもむく)』
「(ある場所やある状態に)向かって行く」という意味合いのある言葉で、心や気持ちを表す場合にも使うことができます。

・『立ち寄る』
「目的地へ行く途中で、ついでに他の所を訪ねる」という意で、「予定外」というニュアンスが強く含まれる言葉です。

まとめ

今回は「顔を出す」という言葉について紹介しました。

「顔を出す」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。