この記事では、「全然」と「全く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「全然」とは?
まったく自分が関わっていないと否定するとき使うのが「全然」【ぜんぜん】といいます。
「全然知らなかった」と相手が話す内容は分からないと伝えられるのです。
「全然内容を理解できていない」と自分がよく分からないとも伝えられます。
また、「全然できない」と自分にはやれない、分からないといった事があるとき、打ち消す意味でも使われている言葉です。
「全く」とは?
本当に素振りすらできない、速く走れないとき「全く」【まったく】を使います。
「全く組み立てられない」といえば、どう頑張っても作れないという気持ちが如実に伝えられるのです。
意味は絶望する気持ちを伝えたり、完全に絶たれたと言える状態を伝えられます。
また、「全く英語が読めない」と打ち消しの語を使って否定する言葉として使うのです。
「全然」と「全く」の違い
ここでは「全然」と「全く」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ意味として使われていますが、日常生活において軽い口調で使われているのが「全然」です。
「全然見ていない」と自分が関わっていないと伝えられます。
もう一方の「全く」は「全然」よりも少し真面目な文面や会話で使う言葉であり、相手の話を打ち消す際に使われている言葉です。
「全く知らなかった」と完全に相手の話す内容が分からないと伝えます。
この2つの違いは「全然いいよ」と相手に気を使う場面で使いますが、「全く」は職場などで否定する意味として使うところが違う点です。
「全然」の例文
・『複雑な中国語で話す彼の言葉は全然分からない』
・『工事の音で彼女の言葉が全然聞こえなかった』
「全く」の例文
・『大きな事故に遭った弟が全く話せなくなった』
・『全く意味が分からない行動する姉に苛立ってしまう』
まとめ
ほとんど同じ意味で使われている言葉ですが、使い方に違いがあります。
どのような場面で使われているかに目を向けて勉強してみましょう。