この記事では、「休み」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「休み」という言葉の意味
「人」と「木」の会意文字である「休」は、人が立ち止まっているようすを表している言葉で、古来より「めでたい」という意味で使用されていた「休」という言葉は、 戦(いくさ)などで手柄を立てた人に対し、休暇などの褒美が与えられていたことから「やすむ」という意味で使用されるようになりました。
「休み」という言葉の1つ目の意味は「休息をとること」です。
2つ目は「欠勤/欠席すること」などを意味し、決められている労働日や登校日などに休息をとることを指しています。
「休み」のポジティブな言い換え
「休み」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『休養(きゅうよう)』
「休んで体力を養うこと」を指し示す言葉ですが、短い期間ではなく、比較的長い期間に対して使用されている表現です。
・『休息(きゅうそく)』
「行っていた事を一旦やめて、心身を休める」という意味合いを持つ言葉で、「一時的に中止して」というニュアンスの強い表現になります。
・『息抜き』
「緊張をゆるめて、少しの間休むこと」や「気分転換のためにしばらく休むこと」を示す言葉で、「リフレッシュ」することを前提とした休息を意味しています。
・『休憩(きゅうけい)』
「一定期間続けていた行為を、一旦中止して休むこと」を意味する言葉です。
元気な状態を取り戻すために、身体や心を楽な状態にすることを示しています。
「休み」の類語や言い換え
「休み」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『休暇(きゅうか)』
「勤務や仕事などを休むこと」を意味する言葉で、被契約者である労働者からの申し出により、特別に労働義務が免除される日を指しています。
・『ホリデー(holiday)』
「休日」や「祝祭日」を表す英単語「holiday」から派生した言葉ですが、似たような意味で使われる「vacation(バケーション)」には、「休暇」という意味はあるものの「祝日」や「休日」などという意味は含まれません。
・『憩(いこい/いこう)』
日本最古の和歌集である「万葉集」にも登場している表現で「途中でとまってやすむ」という意味合いの言葉になります。
「息」から派生した「憩」という文字には、「息抜き」や「息を入れる」「息をつく」などのニュアンスが含まれています。
・『羽を伸ばす』
文字どおり「羽を広げる」という意味の言葉で、転じて「束縛するものがなくなり、のびのびと自由に振る舞うようすを表しています。
まとめ
今回は「休み」という言葉について紹介しました。
「休み」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。