この記事では、「牛乳」と「加工乳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「牛乳」とは?
「牛乳」とは牛から搾り取った乳を殺菌したものです。
牛から搾り取っただけの母乳は生乳と呼ばれますが、人体に害を及ぼす細菌を含んでいるので安全のために殺菌が必要になり、加熱によって殺菌したものが牛乳として流通します。
一度加熱しているとはいえ短時間ですし、最低限の加熱処理以外は手を加えていない状態なので味の変化も最低限であり、牛の乳本来の味をほとんど損ないません。
「加工乳」とは?
「加工乳」とは生乳を原料にバターやクリームなどの乳製品を加えたものです。
生乳に加えられるものは牛の乳由来の乳製品に限られますが、どのように加工しているかはものによって違います。
値段優先で安い脱脂粉乳などを添加して安価にしたり、味を優先してバターやクリームを添加しコクをより強くしたものなどもあるため、味の善し悪しも値段の高い安いも様々です。
ただし大なり小なり乳製品が加えられているため、本来の乳の味からは味わいが離れます。
「牛乳」と「加工乳」の違い
「牛乳」と「加工乳」の違いを、分かりやすく解説します。
牛の乳を加熱殺菌したものが「牛乳」で、牛の乳に乳製品を加えて成分を調整したものが「加工乳」です。
「牛乳」は加熱殺菌以外手を加えていないので原材料の生乳からほぼ変わらない味を楽しめますが、「加工乳」は付け加えた乳製品によって生乳から味が変わってしまいます。
また「牛乳」の味と値段は生乳に完全に依存していますが、「加工乳」は加える成分によって値段を安くしたり味を良くしたりの調整が可能です。
まとめ
原料の生乳を加熱殺菌だけしたほぼそのままの牛の乳が「牛乳」で、さらに乳製品を足して加工したものが「加工乳」という違いになります。
どういった目的で加工したかによって味も値段も幅があるので、必ずしも「牛乳」が「加工乳」よりも良いというわけではありませんが、お菓子作りなど成分が重要な用途で使うなら加工されていない「牛乳」を使わないと失敗する可能性も高まるでしょう。