この記事では、「場合」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「場合」という言葉の意味
「物品や身などを置く所」を意味する「場」という語と、「いっしょになる」や「あわせる」などの意を持つ「合」という語を組み合わせた「場合(ばあい)」という言葉は、特定の事柄が行われたり、ある事象が発生した際の状態や事情などを指し示す際に用いられており、 前述した内容に続けてその場面や状況などにふさわしい適切な処置をとるという意味合いで使われる文言です。
「場合」という言葉の1つ目の意味は、「物事が行われているときの状態や事情」です。
2つ目は「そうなった折」や「〇〇について言えば」などという意味で使われています。
「場合」の類語や言い換え
「場合」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『際(さい)に』
「際」という語は、元々は「山と山同士が合わさったところ」を意味する言葉でしたが、転じて「物事が変化しようとするまさにそのとき」を示す表現として使われています。
・『おいて』
ある動作や特定の反応などが作用する場所や時間などを示し、「〇〇で」や「〇〇にて」などと言う意味合いで用いられる表現になります。
・『伴って』
「〇〇と一緒に」や「〇〇と共に」などを表す言葉で、ある物事に付随してもう一方の事象が起こる際に使われる文言になります。
・『案件(あんけん)』
取り扱われる対象となっている事柄を指し示す言葉で、「対処すべき事柄」や「調査したり相談すべき事例」などと言う意味合いで用いられる言葉になります。
「場合」の類義語
「場合」の類義語は以下の通りになります。
・『ケース』
「容器」や「入れ物」などを意味する英単語「case」から派生した言葉で、「個々の事例」や「各種の問題」などの意味合いで用いられる文言になります。
・『際(さい)して』
「特定の行為や事態にあたって」や「〇〇の折に」などを表す言葉で、ある物事や事柄などに付随して必要となることを相手に伝える際に用いられる表現です。
・『従って』
前述した条件によって順当にそのあとに続く事柄が起こる際に使われる言葉で、「それゆえ」や「よって」などという意味合いで用いられる文言になります。
・『都度(つど)』
「物事が行われるたびごと」や「毎回」などを示す言葉で、その時を表す「その都度」や、毎度のことを表す「都度都度」などという表現で用いられる文言になります。
まとめ
今回は「場合」という言葉について紹介しました。
「場合」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。