この記事では、「夢」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「夢」という言葉の意味
元々は「寝目(いめ)」という表記で用いられていた「夢」という語は、上部に位置する「並び生えた草」と、真ん中にある「人の目」、そして下部に位置する「月」の3つの象形から成り立ち、その形から「目がはっきり見えない」さまや「夜」の様子などを意味する「ゆめ」という意味合いで用いられる「夢」という漢字が誕生しました。
「夢」という言葉の1つ目の意味は、「睡眠中に様々な物事を見聞きすると感じる現象」です。
2つ目は「将来叶えたいと思っている事柄」や「実現に向けて描いているイメージ」などという意味合いで使われています。
「夢」の類語や言い換え
「夢」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『幻(まぼろし)』
「実際には存在しないものがあるように見える」さまや「あっという間にはかなく消えてしまうもの」などを示す言葉で、現実には存在しているものの、その実数は大変少なく希少価値があるものに対して用いられる文言になります。
・『浪漫(ロマン/ろうまん)』
「小説」や「波乱万丈の物語」などを意味するフランス語「roman」から派生した言葉で、「夢や冒険などに対して強いあこがれをもつ」様子を表す文言になります。
・『本懐(ほんかい)』
「元々抱いている願い」や「かねてからの希望」などを表す言葉で、人が本来持っている願いや心から欲する希望などを指して用いられる文言です。
・『思いの丈(たけ)』
相手に対する恋い慕う気持ちのすべてを表し、「思いのありったけ」や「思う限りの」などと言う意味合いで用いられる言葉になります。
「夢」の類義語
「夢」の類義語は以下の通りになります。
・『絵空事(えそらごと)』
元々は絵画などにおいて「実際にはないようなものを描いたり、誇張して描いたりする」さまを表す言葉で、転じて「大げさなこと」や「ありもしない嘘」などを意味する文言です。
・『寓話(ぐうわ)』
「擬人化した動物などを主人公にした物語」や「たとえ話」などを表す言葉で、物事を分かりやすく伝えるために、他の物事などに置き換えて話す際に使われる表現になります。
・『架空(かくう)』
元々は「ロープやケーブルなどを空中に架け渡す」さまを示す言葉で、転じて「根拠のないこと」や「事実ではなく想像によること」などを表す言葉になります。
・『憧憬(しょうけい/どうけい)』
自分が理想とする状態に達したいと強く望む際に用いられる言葉で、｢あこがれること｣や｢憧れている気持ち｣などを表す表現です。
まとめ
今回は「夢」という言葉について紹介しました。
「夢」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
