「略儀」とは?言い換えを徹底解釈

「略儀」とは?言い換え

この記事では、「略儀(りゃくぎ)」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「略儀」という言葉の意味

手紙やメールなどの文面でよく使われる「略儀」という言葉は、地位や場所、慣習などによって異なる礼法をもつ「儀礼」を一部省略して簡素にしたことを示す言葉で、正式な手続きを省いた方式を指しています。

「略儀ながら」という使い方が一般的な「略儀」という言葉の1つ目の意味は「本来であれば直接お会いしてお伝えするのが礼儀ですが、文面にて失礼いたします」という意味になります。

2つ目は「本来の正式な手続きより簡単なやり方」という意味合いで、いずれの意味も基本的に相手に許しを求める意味合いの強い言葉になります。

「略儀」のポジティブな言い換え

「略儀」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『略式(りゃくしき)』
「正式な手続を省いて簡略化した方式」「簡単にしたやり方」などの意味合いを持ち、「裁判」「起訴」「手続き」などと組み合わせて使用されます。

・『簡略化する』
「複雑な物事や仕組みを単純な状態にしたり、多数の工程を小数の工程にまとめ簡単にすること」などという意味を持ち、手軽に簡単にするという意味合いがあり、「簡略化を図る」などとも表現されます。

・『簡易式』
「内容が簡単であるさま」「暫定的なさま」などの意味を持つ言葉で、より簡単で単純な方式という意味合いを持ちます。

「略儀」の類語や言い換え

「略儀」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『省略』
「簡単にするために、文章や手続きなどの一部分を省くこと」という意味の言葉で、本来あるべきものを一部取り除いて簡単に済ませることを指します。

・『取り急ぎ』
「とりあえずの処置」「一応」などの意味を持つ言葉で、ビジネスシーンなどにおいて、先方に対して十分な準備や報告ができていないことを伝えるクッション表現になります。

・『無作法(ぶさほう)』
「礼儀作法にはずれること」「不躾(ぶしつけ)」などという意味を持つ言葉で、本来の礼儀作法から外れている方式と言う意味合いになります。

・『非礼(ひれい)』
「一般的な礼儀作法の尺度に合わないこと」という意味合いで使われる言葉で、礼儀をわきまえない不作法なことを指しています。

まとめ

今回は「略儀」という言葉について紹介しました。

「略儀」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。