「励む」とは?言い換えを徹底解釈

「励む」とは?言い換え

この記事では、「励む」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「励む」という言葉の意味

左側部分の「削り取られた崖」にくっついている「さそり」の象形と、右側部分の「力強い腕」を表す象形から成り立っている「励」という文字は、腕を使って一生懸命物を磨く様子を表しており、そこから「励む(はげむ)」という漢字が生まれました。

「励む」という言葉の1つ目の意味は「気持ちを奮い立たせて物事に打ち込む」です。

2つ目は「精を出して物事に取り組む」という意味合いで使われており、いずれも一生懸命な姿勢や、必死に取り組んでいるさまを示す表現になります。

「励む」のポジティブな言い換え

「励む」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『打ち込む』
「上から強くたたいて中へ入れる」ことを意味する言葉で、転じて「全力を傾けて集中して取り組む」さまを表す文言です。

・『熱中(ねっちゅう)する』
「ひとつの事に心を集中させる」さまを表す言葉で、ある特定の物事や活動などに集中してのめり込んだり、夢中になる様子を示す表現です。

・『心血(しんけつ)を注ぐ』
「心身のすべてを使って事に当たること」を意味する文言で、自身の持っている力をすべて駆使し、全身全霊をかけて物事に取り組むさまを表しています。

・『精を出す』
「精いっぱい取り組む」さまを表す文言で、一所懸命熱心に働く様子を表す、ポジティブなニュアンスを含む表現になります。

「励む」の類語や言い換え

「励む」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『身を捧げる(ささげる)』
「自分の持っているものをすべてを相手にさしだす」さまを表す文言で、転じて「相手のために奉仕する」「相手に尽くす」などの意味合いで使われている表現になります。

・『精魂(せいこん)込める』
「他のことには目もくれないで、一心不乱に物事にとりかかる」さまを表し、物事に取り組む際の必死な様子や、魂を込めて事に当たるさまなどを意味する表現です。

・『鋭意(えいい)』
「物事に集中して真剣に取り組んでいること」を表す言葉で、主にビジネスシーンにおいて文字どおり「鋭い意識を持って取り組んでいる」様子を伝える表現になります。

・『身を砕く(くだく)』
「持っている力の限りを尽くして、骨を折って努力する」さまを表す言葉で、労力を惜しまずに、力を注ぎこむ様子を示す表現です。

まとめ

今回は「励む」という言葉について紹介しました。

「励む」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。