「清浄」と「洗浄」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「清浄」と「洗浄」の違いとは?二語の違い

この記事では、「清浄」「洗浄」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「清浄」とは?

悪い行動はせず、心から清らかになることを「清浄」【せいじょう】といいます。

名詞として使われている言葉であり、汚れがまったくないきれいな状態を指すのです。

使い方としては、「清浄な気持ちを持つ」といえば邪念を払い除け、清く澄んだ心を持つように普段から心がけます。

元々は仏語からきていて、悪行を改め本来持つ清潔で悪いところがない心にするのです。

「洗浄」とは?

水で洗って浄化することを「洗浄」【せんじょう】といいます。

例えば、便器の表面に糞尿が付いて汚れたとき、道具を使ってこすり落とし、きれいな水で洗う行為を指すのです。

使い方としては「洗浄剤を使って頑固な汚れを落とした」としつこい汚染物を簡単に取り除けるように工夫します。

また、歯ブラシでは落としにくい汚れも水を吹きかけて「洗浄」できる道具を使う場合もあるのです。

「清浄」と「洗浄」の違い

ここでは「清浄」「洗浄」の違いを、分かりやすく解説します。

少しでも汚れたところがなく、心が清らかで美しいことを「清浄」といいます。

玄関のよどんだ空気を清浄機できれいにして、気分良く客を招くのです。

また、「清浄潔白」といえば陰湿でもなく、美しい心を持つ人といえます。

もう一方の「洗浄」は道具を使って汚染物を落とすか、洗剤を使って汚れをきれいに洗う行為を指すのです。

洗浄剤を入れて繊維の奥深くに入り込んだ汚れを浮かし取り、ときに道具を使ってしっかり洗い、最後は水で濯ぎます。

「清浄」の例文

・『強烈な糞尿の臭いを空気清浄機で吸い取って清浄した』
・『寝たきりの夫を深い愛で包む姉に清浄の意味を知る』

「洗浄」の例文

・『高齢者が用を足した後、便器を強力な洗剤で洗浄した』
・『革の靴には特殊な洗浄剤で優しく洗う必要性がある』

まとめ

汚いものをきれいにするところは同じですが、「清」「洗」にはまた違う意味を含みます。

どういった意味が含まれているか調べて使い分けてみましょう。