この記事では、「つもり」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「つもり」の意味
「つもり」には「前もっている考え」や「実現していないが、そうなったと仮定したときの気持ち」、「予想して計算すること」や「酒宴にて、その酌で終わりとすること」、「限度」や「限り」という意味を含める言葉です。
漢字では「積(つ)もり」と表記され、一般的には『崖まで追い詰められたつもりで、必死に取り組む』や『悲しませるつもりはなかった』、『兄になったつもりで、大事に世話する』、『今日だけは自由になれたつもりだ』などのように使われています。
「つもり」の言い換え
「つもり」は主に「前もっている考え」や「実現していないが、そうなったと仮定したときの気持ち」という意味で使われており、言い換えには以下があります。
「つもり」の敬語やビジネスでの言い換え
「つもり」の敬語やビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『おつもり』
「つもり」に尊敬を表す接頭辞「御(お/ご)」をつけた表現です。
ここでは相手の「つもり」、すなわち、「相手の前もっている考え」や「相手の仮定した気持ち」を表しているため、自分の「前もっている考え」や「仮定の気持ち」として用いると不適切となるので注意しましょう。
相手の考えや気持ちを尋ねるときに『どのようなおつもりでしょうか?』や、第三者の考えや気持ちを伝えるときに『○○されるおつもりのようです』などのように使われています。
「つもり」の類語や言い換え
「つもり」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『考え』
「考え」には「判断」や「予測」などの意味が含まれており、「つもり」の「相手の前もっている考え」という意味に近しいと言えます。
『君を驚かせるつもりだった』を『君を驚かせる考えだった』というように言い換えることができます。
・『腹積(はらづ)もり』
「腹積もり」は「予め考えておく大まかな予定や計画」、「心の用意」という意味を表す言葉です。
『詳しいことは先輩に聞くつもりだ』を『詳しいことは先輩に聞く腹積もりだ』というように言い換えることができます。
・『心(こころ)づもり』
「心づもり」は「以前より心の中で立てていた計画」や「前もって抱いた意図」、「心の準備」などの意味を表す言葉です。
『どうしようもないときは役所へ行くつもりだ』を『どうしようもないときは役所へ行く心づもりだ』というように言い換えることができます。
まとめ
今回は「つもり」について紹介しました。
「つもり」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせるようにしましょう。