この記事では、「ばらける」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「ばらける」という言葉の意味
「ばらける」という言葉は、漢字では「散ける」と表記し、この「散」という語は「ちらかる」や「ちらす」などと言う意味合いを持ちますが、その他にも「無駄」や「役に立たない」などと言う意味を持つ文言でもあります。
「ばらける」という言葉は、元々束ねてあったひとつのものがバラバラになる際に用いられる表現です。
「ばらける」という言葉の1つ目の意味は、「まとまっていたものがばらばらになる」です。
2つ目は「特定の場所や位置などから離れる」などという意味合いで使われています。
「ばらける」の類語や言い換え
「ばらける」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『ばらばらになる』
ある時点までは一つにまとまっていたものが複数のものに分かれる、という意味合いの言葉で、「お互いに関連することなく独立する」さまや「あちこちに広がって離れ離れになる」様子などを意味する言葉になります。
・『離散(りさん)』
文字どおり「離れて散る」さまを表し、転じて「それまでは一つの場所にまとまっていた人々が、お互いに別れて離れ離れになる」状態を示す文言として使われています。
・『くもの子を散らす』
元々は、くもの子供が入っている袋を破ると、その子たちが散り散りに逃げまどう様子から使われ始めた表現で、「多くの人が散り散りになって逃げていく」さまや「一箇所に集まっていた人などがばらばらに散っていく」様子などを表す慣用句になります。
・『散らばる』
それまでは一か所に集まっていたものが離れ離れになるという意味合いの言葉で、「ばらばらに離れていく」さまや「あちこちに別れていく」様子などを示す表現です。
「ばらける」の類義語
「ばらける」の類義語は以下の通りになります。
・『ほころぶ』
「縫い目やとじ目などが解ける」さまや「つぼみが少し開く」様子などを表しますが、転じて「笑顔になる」や「表情が緩む」などという意味合いでも使われる表現です。
・『四散(しさん)する』
元々は一緒だった物や人などが四方(しほう)に散って別れる際に用いられる表現で、「ちりぢりになる」さまや「別々に分かれる」様子などを指して使われる表現です。
・『乱れる』
「まとまりがなくなる」さまや「順序などがばらばらになる」様子などを表し、本来であれば一つにまとまっている物がまとまっていなかったり、整っているべき状態が整っていない際に用いられる表現になります。
・『分散(ぶんさん)』
一箇所に集まっていた物や人などが、その場所から離れて別れる状態を表し、文字どおり「分かれ散る」さまや「ばらばらに散っていく」様子などを表す言葉になります。
まとめ
今回は「ばらける」という言葉について紹介しました。
「ばらける」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。