「やっつけ仕事」とは?言い換えを徹底解釈

「やっつけ仕事」とは?言い換え

この記事では、「やっつけ仕事」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「やっつけ仕事」という言葉の意味

「荒っぽくやる」「結果にかまわずに物事を行う」などと言う意味の「やっつける」を略した「やっつけ」という語と、「何かを作り出す」さまを表す「仕事」を組み合わせた「やっつけ仕事」という言葉は、その場を収めるためにいい加減な仕事をしたり、終わらせることだけを考えて正確に事を運ばない様子などを表す文言になります。

「やっつけ仕事」という言葉の1つ目の意味は、「間に合わせのいい加減な仕事」です。

2つ目は「その場限りの急いで行う仕事」などという意味合いで使われています。

「やっつけ仕事」の類語や言い換え

「やっつけ仕事」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『手抜き仕事』
本来であれば踏むべき手順や、それに掛ける時間などを省いているいい加減な仕事を指して用いられる言葉で、「責任感のない仕事」「やるべきことをやらない仕事ぶり」などを表しています。

・『ずさんな仕事』
やり方が雑だったり、取り組む姿勢がいいかげんな仕事などを表し、「荒っぽい仕上がり」「粗が目立つできばえ」などという意味合いで用いられる文言です。

・『ぞんざい』
乱暴な様子やいい加減なさまを表現する文言で、「大変雑でやる気のない」さまや「言動などが乱暴で失礼な」様子などを示しています。

・『四の五(しのご)の言わせない』
相手に意見や反論の機会を与えないで物事を決定するという意味合いの言葉で、「有無を言わさぬ」さまや「あれこれと面倒をかけない」様子などを表す言葉になります。

「やっつけ仕事」の類義語

「やっつけ仕事」の類義語は以下の通りになります。

・『稚拙(ちせつ)』
やり方や考え方などが未発達で子供らしいなどと言う意味合いの言葉で、「幼稚で未熟な」さまや「レベルがはなはだしく低い」様子などを表しています。

・『通りいっぺん』
深いなじみはないものの、たまたまそこを通るついでに立ち寄った様子から使われ始めた言葉で、「真心からの行いではない」さまや「事務的な」様子などを表す表現になります。

・『おざなり』
漢字では「御座なり」と表記し、元々は御座敷(おざしき)などで形ばかりの取り繕った言動を指して使われており、転じて「その場かぎりのまにあわせ」「まったく誠意が感じられない」様子などを表す文言です。

・『手抜かり』
やらなければならないことを十分に行わないさまを表し、「不手際(ふてぎわ)や不足がある」さまや「注意が行き届かないことによる失策(しっさく)」などを表す表現になります。

まとめ

今回は「やっつけ仕事」という言葉について紹介しました。

「やっつけ仕事」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。