この記事では、「ついでに」と「因みに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ついでに」とは?
ある行動に付随して他の行動もおこなう際に使用する言葉です。
「ついでに」は、動詞にかかる副詞として使用されることが多いと考えられます。
「因みに」とは?
前に述べた事柄に対して、簡単な補う語句を付け加える際に用いる言葉です。
「因みに」は、接続詞で、文と文をつなぐ役割を果たすことが特徴だと考えられます。
「ついでに」と「因みに」の違い
「ついでに」と「因みに」の違いを、分かりやすく解説します。
「ついでに」と「因みに」は、日本語の接続詞で、似たような意味を持つ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「ついでに」は、主な目的や行動を実施する際に、それと一緒に別のことも同時に実施することを意味する言葉です。
効率的な行動や時間の節約を意識した際に使用されます。
その一方で、「因みに」は、前に述べた事柄に、あとから簡単な補う語句などを付け加えるときに用います。
「ついでに言うと」という意味で使用されることが多いと考えられます。
「ついでに」の例文
・『明日の朝、会社に行くついでに、ゴミ捨てすることにします』
・『観光のついでに、引っ越し先を探すことにしよう』
「因みに」の例文
・『因みに、私と彼は幼い頃からの付き合いだよ』
・『今日は雨が降っています。因みに、明日も雨予報です』
まとめ
「ついでに」は、ある行動に付随して他の行動も行うときに使う副詞です。
その一方で、「因みに」は、前に述べた事柄に対して、簡単な補う語句を付け加えるときに使う接続詞です。
つまり、「ついでに」は動詞にかかり、「因みに」は文全体にかかるという違いがあります。
また、「ついでに」は親しい間柄で使う言葉で、敬語ではありません。
敬語で言い換えると、「ついでながら」となります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。