「パターン」と「型」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「パターン」と「型」の違いとは?言い換え

「パターン」「型」は近しい意味で使われることもありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「パターン」「型」の違いを分かりやすく説明していきます。

「パターン」とは?

「パターン」とは、「規則的であること」を意味する言葉です。

本来は図形や模様など同じ形を繰り返して形作られるデザインを表す言葉ですが、そこから転じて「物事の間に共通して見られる分類可能な規則性」という意味でも使われています。

一定の動きを繰り返したり同じ手順を用いたりなど、物事に存在する規則性に対して「パターン」という表現が使われます。

人が決めたりルールで定めたりなど意図的に持たせた規則性だけでなく野生動物が本能として有する習性なども「パターン」の一種です。

「型」とは?

「型」とは、「手本して定められた基本的な動作」を表す言葉です。

ある物事において基本を身につけるのに必要な動きを体系化し定めた手本を指します。

物事を支える根幹的な動きをまとめた基本であり、それをなぞることで正しく効率的な動きが身につくものを「型」と呼びます。

「パターン」と「型」の違い

「パターン」「型」の違いを、分かりやすく解説します。

「パターン」「型」の違いは「意図」です。

「パターン」は規則性があるさまに対して用いる表現で洋服の模様や壁紙のデザインのように意識的に作られた物事だけではなく本能に基づく規則的な動きや自然法則などに対しても用いられます。

「型」は武道の動きや踊りの所作など人が上達や習得を目指し意図的にまとめた動作を指します。

結果として規則性が現れているものが「パターン」で意図的に規則性を持たせた動作が「型」です。

「パターン」の例文

・『同じパターンが繰り返される』
・『パターンを読んで先回りする』

「型」の例文

・『型の稽古に励む』
・『受け継がれてきた伝統的な踊りの型』

まとめ

「パターン」「型」は似たような意味を持ちますがはっきりとした違いがあります。

それぞれの言葉を正しく理解して使い分けましょう。