「滑落」と「転落」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「滑落」と「転落」の違いとは?言い換え

この記事では、「滑落」「転落」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「滑落」とは?

傾斜がきつい山で足を滑らせて転げ落ちてしまうことを「滑落」【かつらく】といいます。

例えば、登山していた人がかなり登ったとき、筋肉の疲れで足がもつれたり、濡れた斜面を滑って勢いよく下に落ちていくのです。

その落ち方といえば勢いを増して地面に滑り落ちていきます。

使い方としては、「滑落しやすいので注意が必要だ」とこれから道を歩く人に注意を促すのです。

「転落」とは?

登山している最中に、足を踏み外して転がり落ちていくことを「転落」【てんらく】といいます。

例えば、それほど高い所から転んで落ちたり、かなり高い位置から落ちて地面にぶつかっていく様子を指すのです。

使い方としては、「あともう少しの所で転落した」と足をつまずかせて落ちたり、階段を踏み外して落ちていきます。

また、盗みした選手の人生は「転落していった」と酷い道を歩く人だと例えるのです。

「滑落」と「転落」の違い

ここでは「滑落」「転落」の違いを、分かりやすく解説します。

山岳遭難では斜面から一気に足を滑らせて下に落ちることを「滑落」といいます。

傾斜のきつい山を登っていると頂上に近づけば気を緩めたとき足を滑らせ、下に滑り落ちていくのです。

もう一方の「転落」は高さがある所から足を踏み外して転げ落ちることを「転落」といいます。

このような意味から、「彼は転落人生を歩む」なら仕事も失い、悪い者とつるむ道を歩いてしまったと伝えられるのです。

「滑落」の例文

・『黒部ダムの工事では作業員が何人も滑落した』
・『大山で滑落して骨折する人が救助を求めた』

「転落」の例文

・『転落防止柵が錆びて危険なので、新しい物に換えた』
・『家で留守番していた少年が窓の柵から誤って転落した』

まとめ

「落」を使っていますが、滑るか転ぶところに違いがあります。

どう違うかに着目して、使ってみるといいでしょう。