この記事では、「睡眠」と「昏睡」の違いを分かりやすく説明していきます。
「睡眠」とは?
「睡眠」は「すいみん」と読みます。
「睡眠」は、「ねむること、ねむり」を意味する言葉です。
周期的に繰り返す、意識を喪失する生理的な状態について、「睡眠」を使い表現できます。
誰かがねむろうと自ら動くとき、「睡眠をとる」と表現することができます。
また、長期にわたり、ねむりが足りないと感じるとき、「睡眠負債」と呼ばれます。
「昏睡」とは?
「昏睡」は「こんすい」と読みます。
「昏睡」は、「前後も知らずに、深く眠り込むこと」です。
例えば、泥酔した人が、深く眠り込み、体を揺さぶられても起きないような場面で、「泥酔して昏睡する」などという文章にできます。
また、「昏睡」は、「高度の意識障害の状態」を意味する言葉でもあります。
完全に意識が失われていて、昏々と眠っているとき、「昏睡」と表現できます。
「睡眠」と「昏睡」の違い
「睡眠」と「昏睡」の違いを、分かりやすく解説します。
「睡眠」は、「ねむること、ねむり」を意味する言葉で、「昏睡」は、「前後も知らずに、深く眠り込むこと」です。
このように、どちらも「ねむること」を意味する言葉という共通点がありますが、「昏睡」には「前後も知らず、深く眠り込む」場合に使う言葉という大きな違いがあります。
通常の「睡眠」ではない、深すぎるような眠りに対して「昏睡」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。
「睡眠」の例文
・ 『睡眠不足を解消するため、週末に寝だめする』
・ 『睡眠をしっかりとらないと、良いパフォーマンスができない』
「昏睡」の例文
・ 『泥酔して昏睡したため、居酒屋で朝を迎えた』
・ 『昏睡状態から目覚めることを、祈って待つ』
まとめ
「睡眠」と「昏睡」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、共通の意味がありました。
しかし、明確な意味の違いがあることもわかりました。
2つの言葉の違いを把握して、使い分けてみましょう。