この記事では、「介入」と「参入」の違いを分かりやすく説明していきます。
「介入」とは?
「介入」は「かいにゅう」と読みます。
「介入」は、「当事者以外の者が入り込むこと、争いやもめごとなどの間に入って干渉すること」という意味があります。
ちなみに「干渉(かんしょう)」には、「他人のことに立ち入って、自分の意志に従わせようとすること」、また国際法においては、「一国が他国の内政や外交に、その国の意思に反して介入すること」という意味があります。
例えば、Aという国に対して、Bという国が武力を用いて、A国の内政を自分の思う通りに操ろうとするとき、「B国が武力干渉する」という文章にすることができます。
「参入」とは?
「参入」は「さんにゅう」と読みます。
「参入」は、「高貴な人の所を訪問すること」という意味があります。
例えば、皇帝に会いに宮殿に行く場合は、「宮中へ参入する」などという文章にすることができます。
また「参入」には、「市場などに新たに加わること」という意味があります。
例えば、大企業が新たな業界に加わる時、「大企業が市場に参入する」などという文章にできます。
「介入」と「参入」の違い
「介入」と「参入」の違いを、分かりやすく解説します。
「介入」は、「当事者以外の者が入り込むこと、争いやもめごとなどの間に入って干渉すること」という意味があります。
一方で「参入」には、「市場などに新たに加わること」という意味があります。
このように、「介入」は「干渉すること」という意味があるのに対して、「参入は」、「進出すること」を意味するという違いがあります。
「介入」の例文
・ 『ドル高円安が進みすぎたため、日銀が為替介入する』
・ 『いじめ問題に、学校側が介入する』
「参入」の例文
・ 『プロ野球の新規参入が認められた』
・ 『新たな分野に、参入したいと考える』
まとめ
「介入」と「参入」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。