「一応」と「万が一に備えて」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「一応」と「万が一に備えて」の違いとは?言い換え

この記事では、「一応」「万が一に備えて」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「一応」とは?

今一度、念のために状況を把握するという意味で使うのが「一応」【いちおう】です。

本当にそれでいいのか内容を確かめる意味で「一応取引先に連絡して確かめます」といって、伝えた内容がしっかり把握できているか聞きます。

少し状況が不安である場合に本当に相手が内容を把握できているか確かめるとき「一応また電話して確認する」と上司や職場の人に対して伝えるのです。

「万が一に備えて」とは?

いざ問題が起きたときのために、きちんと日頃から準備しておくことが大切という意味がある言葉を「万が一に備えて」【まんがいちにそなえて】といいます。

もしも大切な記録が入力してあるパソコンが壊れたときのために備えて、バックアップしておくことがとても大事になるのです。

このように、停電や災害、ミスにより問題が起きた不測の事態にうまく対処するために使われています。

「一応」と「万が一に備えて」の違い

ここでは「一応」「万が一に備えて」の違いを、分かりやすく解説します。

念のため準備しておいたという意味で使うのが「一応」です。

「一応先方に連絡しておきました」と職場の人が不安な状況であるとき、気を利かせて自分が話しておいたと伝えて安心させます。

もう一方の「万が一に備えて」は不測の事態のためにしっかり前もって書類を保存しておいたり、データをバックアップしておくという意味があります。

「万が一に備えて記録を控えておく」というように、問題がいつ起こるか踏まえて対処しておくのが大切と従業員に伝えておくのです。

「一応」の例文

・『来週の商談は何時から行なうか一応電話して確認した』
・『一応メールで書類を送付したか取引先に聞くよう指示された』

「万が一に備えて」の例文

・『万が一に備えて倉庫に毛布や水、食料を置いている』
・『登山や高速道路では万が一に備えて携帯用トイレを持ち歩く』

まとめ

問題が起きるといけないので、自分なりに対処しておくという意味があります。

ただ、使い方が異なりますので、どのような状況において使うか模索してみるのもいい方法となるでしょう。