「一生懸命」と「全力」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「一生懸命」と「全力」の違いとは?言い換え

物事に対して本気で打ち込むことを表す言葉には「一生懸命」「全力」があります。

この記事では、「一生懸命」「全力」の違いを分かりやすく説明していきます。

「一生懸命」とは?

「一生懸命」とは物事に対して本気で打ち込むことや命をかけて挑むことを表す言葉です。

「一生懸命」と似ている言葉には「一所懸命」がありますが、この2つはどちらも同じ意味で使うことが可能です。

この言葉に使われている「懸」はかけるや吊り下げる、かけ離れるという意味があり、「懸命」は精一杯することや力の限り行動することを表します。

「全力」とは?

「全力」とは持っている力の全てやこれを出し切ることを表す言葉です。

「全力」は一般的な会話から仕事の場面など幅広く使われる言葉であり、ベストを尽くすという意味でも使います。

「全力」の類義語には「フルパワー」がありますが、こちらは人間以外にも機械の行動や作業、工程などにも使うことが可能です。

「全力投球」とは野球のピッチャーが力の全てを込めて投げる投球を表す言葉です。

「一生懸命」と「全力」の違い

この2つはどちらも物事に対して本気を出すことや精一杯行動することを表す言葉です。

「一生懸命」「一所懸命」から生まれた言葉であり、どちらも同じように使います。

「全力」は人間の行動以外にも機械の出力や作業に対して使うことが可能です。

「一生懸命」の例文

・『一生懸命頑張ったご褒美として今日はケーキを買ってきました』
・『子どもは一生懸命に走っており、その姿を見ているだけで元気になってきました』

「全力」の例文

・『そのピッチャーの全力投球は凄まじいものであり、メジャーリーグでも多くの三振を取っています』
・『全力疾走した後は凄く疲れてしまうので、しばらく芝生の上で休んでいます』

まとめ

「一生懸命」「全力」は物事に対して本気で打ち込むことや精一杯頑張ることを表す言葉です。

「一生懸命」はこれ以外にも命懸けで取り組むことを表す時にも使います。