「ふざける」とは?言い換えを徹底解釈

「ふざける」とは?言い換え

この記事では、「ふざける」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「ふざける」という言葉の意味

古来中国において「男女がいちゃつく場所」という意を表す「巫山(ふざん)」という語と、「男女がみだらな行動をとる」という意を表す「戯(ぎ/げ/け)」という語を組み合わせた「巫山戯る(ふざける)」という言葉は、「巫山で戯れる」という意味合いから、「男女がたわむれる」さまや「子供などが浮かれて騒ぎまわる」様子などを表すようになった文言です。

「ふざける」という言葉の1つ目の意味は、「おどけたり冗談を言ったりする」です。

2つ目は「男女間でいたずらをして興じる」さまや「浮かれて騒ぐ」様子などを示す意味合いで使用されています。

「ふざける」の類語や言い換え

「ふざける」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『はしゃぐ』
「気分が高揚して楽しげに騒ぐ」さまや「調子に乗ってふざける」様子などを表す言葉で、漢字では「燥(はしゃ)ぐ」と表記し、「乾燥する」「かわく」などと言う意味合いでも使われる表現です。

・『おどける』
漢字では「戯(おど)ける」と表記し、「わざとこっけいなことを言う」さまや「意味もなくおかしな動作をする」様子などを示す言葉になります。

・『戯れる(たわむれる/ざれる)』
「遊び興じる」さまや「ふまじめな事をしてふざける」様子などを表す言葉ですが、一方では「風流である」「気がきく」などと言う意味合いでも用いられる文言になります。

・『笑いを誘う』
「我慢できずに笑ってしまうようなおかしさがある」さまを表し、観衆や観客などが思わず笑ってしまうような話や、面白い光景などを披露して相手を笑わせる際に用いられる文言です。

「ふざける」の類義語

「ふざける」の類義語は以下の通りになります。

・『軽口(かるくち)を叩く』
「軽妙なことを言う」さまや「ジョークを交えて話す」様子などを表す慣用句ですが、注意深く物事を考えずに、軽々しく口にするといった少々ネガティブなニュアンスを含む表現になります。

・『道化(どうけ)を演じる』
「周囲からわざと笑われるような振る舞いをする」さまや「見る人を笑わせるような」様子などを表し、お調子者なキャラクターを演じたり、奇抜で変なことをして他人を楽しませる際に用いられる文言になります。

・『すっとんきょう』
「その場の雰囲気やムードなどにそぐわない言動をする」さまを表す文言で、突然調子の外れた声を出したり、間の抜けた行動などをしたりする際に使われています。

・『じゃれる』
「おもしろがってふるまう」さまや「ふざけながらたわむれる」様子などを表す言葉で、漢字では「たわむれる」と同様に「戯(じゃ)れる」と表記します。

まとめ

今回は「ふざける」という言葉について紹介しました。

「ふざける」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。