この記事では、「バックヤード」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「バックヤード」という言葉の意味
「バックヤード」という言葉は、「裏庭」や「行きつけの場所」などを表す英単語の「backyard」から派生した言葉ですが、日本語で使われている「バックヤード」にはこれらの意味はなく、お店の在庫品や原材料などを保管したり、飲食店の調理場として利用するためのお客に見せる事のない後ろ側のスペースや控室などを意味する言葉として使用されています。
「バックヤード」という言葉の1つ目の意味は、「店舗における売り場にではないスペース」です。
2つ目は「効率的に業務を行うための必要なスペース」や「倉庫」などという意味合いで使用されています。
「バックヤード」の類語や言い換え
「バックヤード」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『荷室(にしつ)』
主に商用車などにおける貨物の積載設備や、乗用車におけるトランクなどを指す言葉で、「荷物を置く場所」や「積載スペース」などを示す言葉になります。
・『物置(ものおき)』
「普段あまり使わない器具などを入れておく場所」や「日常生活に必要な物を収納するスペース」などを表す言葉で、基本的には住居や事務所などの近くに設置する大きなボックス形状の箱を指して使われています。
・『収納スペース』
衣料品や生活雑貨などを保管するために設けられた空間を指し、「クロゼット」や「押し入れ」などと言い換えることができる文言になります。
・『詰め所(つめどころ/つめしょ)』
元々は「一時的に宿泊したり、待機する施設」などを表す言葉でしたが、転じて「もっとも大切な所」や「考えなどをつきつめた状態」などを示す表現になります。
「バックヤード」の類義語
「バックヤード」の類義語は以下の通りになります。
・『倉庫』
「貨物や在庫品などを貯蔵したり保管したりするための建物」を表し、基本的には納戸(なんど)や納屋(なや)などよりも規模の大きい収納庫(しゅうのうこ)を指して用いられる表現になります。
・『集積所(しゅうせきじょ)』
文字どおり「物を集めて積み上げておく場所」を表し、「貨物」や「在庫」「ごみ」などを一時的に保管しておく場所を示す文言になります。
・『キャビネット』
「戸棚」や「ロッカー」などを意味する英単語「cabinet」から派生した言葉で、「箱型の収納家具」を表す総称として使われています。
・『保管庫(ほかんこ)』
「在庫品や貴重品などを収納しておくための場所」を表し、主に店舗や医院などで工具や薬品、部品などを保管しておくための鍵付きの棚を指して用いられる言葉になります。
まとめ
今回は「バックヤード」という言葉について紹介しました。
「バックヤード」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
