この記事では、「寄り添う」と「共感する」の意味や違いを分かりやすく解説します。
「寄り添う」とは?
困っていたり、辛いと思う人の気持ちになって一緒にいてあげることを「寄り添う」【よりそう】といいます。
相手が今どのような気持ちでいるかに目を向けて、自分も同じように共感して付き合うのです。
使い方としては、「部下に寄り添う」といえば上司が下の立場にいる者がどのように悩んでいるか察してどのように助言したり、応援すればいいかを考えてあげます。
「共感する」とは?
相手の考え方に対して同じであると思う場合、一緒に力を合わせてやり遂げたいといった気持ちを伝えるのが「共感する」【きょうかんする】です。
考え方だけではなく、感情や意見といったものに対して自分も同じような気持ちであり、同意見であると伝えます。
また、「相手の提案に共感する」といえば、とてもいい企画案と思えば自分も異論はなく、反対に協力したいと伝えられるのです。
「寄り添う」と「共感する」の違い
ここでは「寄り添う」と「共感する」の違いを、分かりやすく解説します。
相手が今どのような気持ちでいるか気持ちを読み取り、悲しいときは慰めるように付き添ってあげるのです。
心を慰めてあげるといったところに焦点を当てている行動を指します。
もう一方の「共感する」は辛かったり、悲しい、怒り、喜びといった気持ちを分かち合うといった意味がある行動です。
親しい人や、職場の同僚といった身近にいる人の考え方が良ければ反論せず、一緒に行動しようと思う気持ちを伝えます。
「寄り添う」の例文
・『彼に振られてうまく立ち直れない友人に寄り添う』
・『敵対関係にある選手でも、ときに寄り添うのも大事だ』
「共感する」の例文
・『上手に相手の話を聞き、共感することが大事である』
・『多くの国民が楽になる税金対策を打ち出す政治家に共感する』
まとめ
とても意味が似ていますが、相手の気持ちを考えて行動するか、同じ考え方や感情になる状況とではまた使い方に違いがあります。
どう使い分ければいいか具体的に学んでみましょう。