人に対するお礼やプレゼントを表す言葉には「寸志」や「お祝い」があります。
この記事では、「寸志」と「お祝い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寸志」とは?
「寸志」とはちょっとしたお礼や気持ち、わずかな厚意を表す言葉であり、この意味から人に対する少しばかりの祝儀を表す時にも使います。
この言葉に使われている「寸」は単位として使われる漢字であり、古い時代の尺貫法で使われていました。
「寸」は単位以外にもわずかな量やことを表す時にも使われており、「寸志」はほんの少しの志を表しています。
「寸志」の類義語には「薄謝」があり、どちらも同じ意味で使うことが可能です。
「お祝い」とは?
「お祝い」とはおめでたい出来事に対して祝うことを表す言葉であり、これ以外にも祝うための商品やプレゼントを表す時にも使います。
「お祝い」は物理的なプレゼント以外にも言葉によるものから、祝いの催しなど様々な形式が存在します。
「お祝い」は丁寧な言葉であり、「祝い」よりも色々な場面で使うことが可能です。
「お祝い」の類義語には「慶賀(けいが)」があり、こちらは丁寧な場面や文章などで使われています。
「寸志」と「お祝い」の違い
この2つはどちらも人に対するお礼を表す言葉です。
「寸志」はちょっとしたお礼と感謝の品や金銭を表す時に使われており、「お礼」はおめでたい出来事を祝うことやプレゼント全般に使うことが可能です。
「寸志」の例文
・『寸志としてもらった封筒が見つかったのでそのお金で焼肉を食べました』
・『今回の計画祝いで寸志を配ろうと思ったので、袋を買いに行きました』
「お祝い」の例文
・『卒業のお祝いパーティーが来週あるので、今からとても楽しみです』
・『お祝いの品としてもらった万年筆は今でも愛用しています』
まとめ
「寸志」と「お祝い」はおめでたい出来事に対して祝うことやプレゼントを表す言葉です。
「寸志」はちょっとした金銭を渡すことが多く、「お祝い」は色々な種類のものに対して使うことが可能です。
