この記事では、「悪口」と「批判」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「悪口」とは?
人が苛立つことを取り上げて話すことを「悪口」【わるぐち】といいます。
人の心を傷つけてしまう言葉を言ったり、蹴落とすため本人の私生活を暴露して嫌がらせするのです。
誹謗中傷ともいえるので、話すときは言葉を選ばないと本人すら攻められてしまうことになります。
なかには物を盗んだとか、貧乏といった根拠すらない話を取り上げて話すのも「悪口」になるのです。
「批判」とは?
相手の愚かな部分を指摘することを「批判」【ひはん】といいます。
その愚かで悪い部分を評価して見直させることで本人に何をどのように直せばいいかを考えさせるのです。
使い方としては、「政治家が国民から批判された」と反発される提案したことに人々の怒りを買ってしまいます。
そこで政治家は何が悪いか見直し、今一度提案し直すのです。
このように、あまり良くないと思われる言動に対して評価されるとき使います。
「悪口」と「批判」の違い
ここでは「悪口」と「批判」の違いを、分かりやすく解説します。
本人の愚かなところや、嫌がる部分をぶり返しては嫌味を込めて人に伝えることを「悪口」【わるぐち】といいます。
「部長の悪口を言う部下」なら、職場で上司の言ってはいけないことを平気で人に言いふらすのです。
もう一方の「批判」は、相手の悪い行動や発言を取り上げて批評し、本人に何がどのように悪いのか気付かせて見直しさせます。
そして、今後は良い方向に向うように行動を改めさせるのです。
「悪口」の例文
・『歌手のひどい悪口を言う彼女に愛情が冷めてしまった』
・『悪口ばかり言っていると人に嫌われて、運気が逃げていく』
「批判」の例文
・『地元住民に批判されたが、住職は多額の修繕費で仏像を直した』
・『批判されると苛立つような人は、愚かな行動を見直さない』
まとめ
人から受けるものとして取り上げられることを2つご紹介しました。
どのようなことを言われるのかに目を向けて、どういった状況で使い分ければいいか学んでみましょう。
