この記事では、「わざわざ」と「せっかく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「わざわざ」とは?
他のことのついでではなく、そのためだけに何かをすることを意味する言葉です。
「わざわざ」とは、しなくてもよいことを故意にすることも意味します。
「せっかく」とは?
色々な困難を排して、事をすることを意味する言葉です。
「せっかく」とは、滅多に得られない恵まれた状況を大切にすることも意味します。
「わざわざ」と「せっかく」の違い
「わざわざ」と「せっかく」の違いを、分かりやすく解説します。
「わざわざ」と「せっかく」の違いは、動作を実施する目的の違いにあります。
「わざわざ」は、他のことのついでではなく、そのためだけに何かをするときに使います。
相手に感謝や敬意を表すときにも使えます。
その一方で、「せっかく」は、努力や苦労して何かをするときに使います。
また、滅多にないチャンスや恵まれた状況を大切にしたいときにも使います。
つまり、「わざわざ」と「せっかく」の違いは、動作を実施する目的の違いです。
「わざわざ」はそのこと自体が目的ですが、「せっかく」はそのことに付随するものが目的だと考えられます。
「わざわざ」の例文
・『今回はわざわざお越しいただき、ありがとうございます』
・『わざわざ電話してくれてありがとう』
「せっかく」の例文
・『せっかくのお誘いですが、今回はお断りいたします』
・『何はともあれ、せっかく来たので、思う存分楽しみます』
まとめ
「わざわざ」と「せっかく」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「わざわざ」は、他のことのついでではなく、そのためだけに行動することを表します。
その一方で、「せっかく」は、努力や困難を乗り越えて、何かをすることや、滅多にない恵まれた状況を大切にすることを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
