ものに対して特別な思い入れがあることを表す言葉には「こだわり」や「拘泥」があります。
この記事では、「こだわり」と「拘泥」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こだわり」とは?
「こだわり」とは物事に対して特別な思い入れを持つことや必要以上に大切にすることを表す言葉です。
「こだわり」は日々の生活から仕事の方針など様々なものに影響するものであり、よい効果や悪い影響を及ぼします。
「こだわり」は細部に対する執着を表す時にも使われており、こちらは仕事や創作における完成度を高めるものとなります。
名詞である「こだわる」は小さなことに気を取られるという意味でも使うことが可能です。
「拘泥」とは?
「拘泥」は「こうでい」と読む言葉であり、物事に対して必要以上に思い入れることやこだわることを表します。
「拘泥」は他にも色々な選択肢や対象があるにもかかわらず1つのものにこだわることを表す意味があり、執着心のようなネガティブな意味でも使われます。
この言葉に使われている「泥」は泥という意味以外にもこだわるという意味があり、こちらは「泥沼」という表現が有名です。
「こだわり」と「拘泥」の違い
この2つはどちらも物事に対して必要以上に思い入れることを表す言葉です。
「こだわり」は仕事や創作のクオリティや完成度を高める要素としても使われており、「拘泥」の方は執着や固執のようなネガティブな意味でも使うことが可能です。
「こだわり」の例文
・『この眼鏡は職人のこだわりが見て取れるのですぐさま購入しました』
・『料理にこだわりを持つのはいいと思いますが、自分はすぐに完成する料理の方が好きです』
「拘泥」の例文
・『彼はその計画に拘泥しており、反対意見を潰そうとしています』
・『勝敗に拘泥することが王者になるために必要だと思います』
まとめ
「こだわり」や「拘泥」は物事に対して必要以上に思い入れを持つことを表す言葉です。