この記事では、「さすが」と「やっぱり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「さすが」とは?
「さすが」とは期待通りの働きをしてくれた方を、持ち上げる言い方です。
「この人だから、できる」という感嘆の気持ちが込められています。
一方で「さすが」は、もうひとつの意味も。
当然そうであるべきと断言しつつ、実際はどうなのか分からないという、相反する気持ちもあらわします。
相手を褒めたい時、あるいは「本当にそうかな」という疑いの気持ちをあらわすのが「さすが」といえるでしょう。
「やっぱり」とは?
「やっぱり」は決断する時のひと言です。
例えば「やっぱり、こっちに決める」というと、迷った挙句ひとつの商品に決めた時の表現です。
考えた末の結論を出す時に使われています。
また「やっぱり」は予想していた内容が当たった時、当然そう思える時に用いられています。
ひとつの物に決定する時、予想通りの結末になった時の言い回しが「やっぱり」といえるでしょう。
「さすが」と「やっぱり」の違い
「さすが」と「やっぱり」の違いを、分かりやすく解説します。
「さすが」は相手を褒める時、本当にできるのか疑わしい時に使われています。
一方で「やっぱり」は当然そう思う時に使われています。
「さすが」は今をあらわす言い方ですが「さすがに今回のテストで、100点を取るのは難しいだろう」と未来のことを述べる時があります。
それに対して「やっぱり」は今に限定して使われることが多いです。
時間の捉え方の差があるので、違いを学んでおきましょう。
「さすが」の例文
・『さすが校長先生、書道の腕も素晴らしいですね』
・『さすがの力士でも、この岩を持ち上げるのは難しいだろう』
「やっぱり」の例文
・『やっぱり、青色のTシャツにします』
・『やっぱり夏といえばかき氷。冷たくておいしいですね』
まとめ
「さすが」と「やっぱり」を解説しました。
似ている表現ですが、微妙なニュアンスの差があります。
違いを理解して、日常生活に役立てていきましょう。