この記事では、「させていただきます」と「させてもらいます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「させていただきます」とは?
「させてもらう」の謙譲表現を意味する言葉です。
謙譲表現とは、自分の言動をへりくだって言うことで、相手を立てる敬語のことです。
相手の許可を受けて行うこと、恩恵を受けているという事実や気持ちがあることという2つの条件が求められます。
「させてもらいます」とは?
「させてくれる」という言い方の丁寧語を意味する言葉です。
丁寧語とは、相手に敬意を表すために、言葉を丁寧にすることだと考えられます。
「させてもらいます」という言葉は、相手の許可や恩恵に関係なく、自分が行うことを伝えるときに使います。
「させていただきます」と「させてもらいます」の違い
「させていただきます」と「させてもらいます」の違いを、分かりやすく解説します。
「させていただきます」と「させてもらいます」は、どちらも「する」の謙譲表現ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「させていただきます」は、相手の許可を受けて、恩恵を受けているという気持ちを表すときに使用する言葉です。
その一方で、「させてもらいます」は、相手の許可を受けて、自分の都合や希望に沿って行動するときに使用する言葉です。
「させていただきます」の例文
・『では、私の方からお話させていただきます』
・『今回いただいた意見を参考にさせていただきます』
「させてもらいます」の例文
・『今日はつかれたので、早めに帰さらせてもらいます』
・『部屋に失礼させてもらいます』
まとめ
「させていただきます」と「させてもらいます」は、どちらも「する」の謙譲表現ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「させていただきます」は、相手の許可や恩恵を受けて、自分が行動することを表す言葉です。
相手に敬意を示すときに使います。
その一方で、「させてもらいます」は、相手の許可を受けて、自分が行動することを表す言葉です。
相手との距離感が近いときに使います。
このように、「させていただきます」と「させてもらいます」の違いは、相手に対する敬意や親しみの度合いによって使い分けることが可能です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。