「ススキ」と「パンパスグラス」はいずれも植物に関する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「ススキ」と「パンパスグラス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ススキ」とは?
「ススキ」は「イネ科の多年草の一種」で、草丈が高く、「尾花」と呼ばれる花穂がついているのが印象的な植物です。
東アジアに分布しており、日本でも山野などに自生しています。
国内では古くから親しまれており、「秋の七草のひとつ」としても有名です。
「パンパスグラス」とは?
「パンパスグラス」は「イネ科の多年草に属する植物」で、南米の温帯草原である「パンパス」に分布することが名前の由来となったそうです。
銀白色の大きな花穂がついているのが特徴で、日本名では「シロガネヨシ」や「シロススキ」と呼ばれています。
「ススキ」と「パンパスグラス」の違い
「ススキ」も「パンパスグラス」も「イネ科の多年草に分類される植物」で、「大きな花穂がついている」といった共通点がありますが、次のような違いがあります。
「ススキ」は草丈が1〜2m程度に達し、国内の山野や土手などに自生しています。
「秋の七草」のひとつで、「中秋の名月」の際には「ススキ」とお団子を飾ることでも知られています。
「ススキ」には、「タカノハススキ」や「イトススキ」「シマススキ」といった種類があります。
一方「パンパスグラス」は草丈が2〜3m程度に達し、花穂が「ススキ」よりもフサフサしてボリュームがあるのが特徴です。
南アメリカの「パンパス」に分布していますが、日本には明治時代に伝来し、現在は庭園や公園などに植えられているようです。
また、最近では「パンパスグラス」のドライフラワーがおしゃれなインテリアアイテムとして利用されています。
まとめ
「ススキ」は「草丈が1〜2m程度のイネ科の多年草」を示し、「パンパスグラス」は「草丈が2〜3m程度で、ススキよりも花穂にボリュームがあるイネ科の多年草」を示します。
ぜひ参考にして双方の違いを理解し、植物に関する知識をさらに深めてください。