この記事では、「アンチ」と「ヘイト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アンチ」とは?
アンチとは同じ読み方の英語に、由来している表現で「反対する人」をあらわします。
良く思っていないユーザーを示す言葉で、ある組織や運動に対して対抗していることを示します。
日本語の「アンチ」はこれとは別の解釈もあり「嫌いな人たち」と訳せます。
芸能人や著名人の評価に使われることが多く「〇〇のアンチ」というと、有名俳優やタレントさんを猛攻撃する人たち、SNSで批判コメントを出す人たちを指します。
ある人の活動に不満をもつ人たち、このような訳ができるでしょう。
「ヘイト」とは?
ヘイトも同じ読み方の、英語からやってきた表現です。
憎しみにちかい気持ちが混じっていて、ある物事を自分と切り離して考えることをいいます。
とくに国や宗教、民族などの理由で、ある国やある人たちを差別することを指します。
例えば「ヘイトスピーチ」というと特定の個人や団体を攻撃するための、悪意に満ちたスピーチを指します。
一方でヘイトスピーチの規制は「自由な考え方」を妨げるものとする見方もあり、その考え方は分かれています。
「アンチ」と「ヘイト」の違い
どちらも「嫌い」や「好きでない」という、否定的な感情がまじった表現です。
アンチもヘイトもよく似ていますが「アンチ」はインフルエンサーや芸能人、アスリートなど、誰もが知る有名人個人をターゲットにした時に使われています。
一方でヘイトは特定の国、特定の民族などの「まとまりのある団体」に使います。
ニュアンスの差を覚えておきましょう。
「アンチ」の例文
・『あのアイドルは、不思議とアンチの数も少ない』
・『アンチの攻撃によって、活動停止を余儀なくされた』
「ヘイト」の例文
・『駅前でヘイトスピーチがおこなわれました』
・『ヘイトにまつわる、条例が制定されました』
まとめ
「アンチ」と「ヘイト」の違いを解説しました。
気になるカタカナ語の差を知って、日常会話に役立ててください。