「皆無」と「虚無」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「皆無」と「虚無」の違いとは?言い換え

この記事では、「皆無」「虚無」の違いを分かりやすく説明していきます。

「皆無」とは?

物が1つも存在していないことを意味する言葉です。

「皆無」という言葉は、少しもないという強い否定を表現すると考えられます。

また、「皆無」は、「全てない」という意味でも使用することが可能です。

「虚無」とは?

何も存在しておらず、むなしいことを意味する言葉です。

「虚無」という言葉は、「空っぽ」という感情を表現していると考えられます。

また、「虚無」は、「虚空」という空間や、「老子の説」という哲学の概念としても使用されることで知られます。

「皆無」と「虚無」の違い

「皆無」「虚無」の違いを、分かりやすく解説します。

「皆無」は、物事が全くないことを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「虚無」は、何も存在しないことや、存在するものに価値や意味がないことを表現する際に使用する言葉です。

つまり、「皆無」は存在しないことを客観的に述べる言葉であり、「虚無」は存在しないことを主観的に感じる言葉だと言えるでしょう。

「皆無」の例文

・『今の彼には説得力が皆無なので、もう何を聞いても信じられない』
・『砂漠では、雨が降る確率は皆無なので、もし砂漠に行く場合は、事前に水を大量に用意したほうが良い』

「虚無」の例文

・『彼は子供を亡くしたことによって、言いようのない虚無感に襲われた』
・『彼女はとうとう虚無の境地に到達したので、全ての事象への感度が一気に向上した』

まとめ

「皆無」は、物が全く存在しないことを表現する言葉です。

その一方で、「虚無」は、何も存在していなくて、虚しいことや、この世のものに価値がないと認めることを表現する際に使用する言葉です。

つまり、「皆無」は存在するかしないかという客観的な事実を表すのに対し、「虚無」は存在するものに対する主観的な感情や見解を表すという点で異なると言えるでしょう。