「開ける」と「空ける」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「開ける」と「空ける」の違いとは?言い換え

この記事では、「開ける」「空ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「開ける」とは?

塞がっていた扉を手前に引き、中の物を取り出す行為を「開ける」【あける】といいます。

ここから閉じていた扉をあえて壊して中にいる人質を連れ出したり、冷蔵庫の扉を開けて食材を取り出すのです。

また、窓を「開ける」ことで部屋の淀みを改善するときも使われています。

使い方としては、「牛乳を飲むため紙容器を開ける」といえば、力入れて糊を剥がすのです。

「空ける」とは?

瓶の中に入っていた飲み物をすべて飲み、空にした状態を「空ける」【あける】といいます。

例えば、瓶の中に入っている牛乳を飲み干し、すべてきれいに空にするのです。

このような意味から、友人と遊ぶため相手と決めた予定に用事を入れず、「空ける」といった使い方したり、次の人のため棚をきれいに片付けて受け渡す行為を指します。

「開ける」と「空ける」の違い

ここでは「開ける」「空ける」の違いを、分かりやすく解説します。

容器や扉、車のドアといった今まで閉じていた状態を変える行為を「開ける」といいます。

金庫の中に入っているお金を使うため、鍵がかかっていた蓋を自らが「開ける」のです。

もう一方の「空ける」は瓶や袋の中身をすべてきれいに無くした状態を指します。

また、このような意味から家を留守にしたり、ロッカーを次に使う人のために片付けて、鍵を渡すといった行為を指すのです。

「開ける」の例文

・『閉じ込められている人を救助するため、壁に穴を開ける』
・『錆びて容易に開錠できない鍵を特殊な道具で開ける』

「空ける」の例文

・『隙間を5mmほど空けると、押入れにカビが生えにくくなる』
・『収穫した林檎を絞って入れるため、樽の中を出して空ける』

まとめ

「あける」という読み方しますが、「開」「空」にはまた違った意味を含みます。

どういった意味があるかに着目して使い分けてみましょう。