この記事では、「たくさん」と「とても」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たくさん」とは?
物の数量が多いことや、十分すぎることを意味する言葉です。
数えられるものに対して使われることが多く、目上の人にも使用することがあります。
また、「もうたくさんだ」というと、もう十分すぎるので、これ以上はいらないという意味を表すことが可能です。
「とても」とは?
物事の程度が高いことや、心に強く感じることを意味する言葉です。
数えられないものや形容詞に対して使われることが多く、目上の人にも使用することがあります。
また、「とてもではないが」というと、程度が高すぎるとは言えないが、それなりにという意味を表すことが可能です。
「たくさん」と「とても」の違い
「たくさん」と「とても」の違いを、分かりやすく解説します。
「たくさん」は、量や数が多いことを意味する副詞です。
名詞や動詞にかかります。
その一方で、「とても」は、程度や強さが大きいことを意味する副詞です。
形容詞や副詞にかかります。
「たくさん」と「とても」は、意味が異なるので、同じように使うことはできないと考えられます。
ただし、「とても」は「たくさん」を修飾することが可能です。
その場合は、「とてもたくさん」という形で使用することもあります。
「たくさん」の例文
・『街はたくさんの人であふれている』
・『この大学に受かるために、たくさん勉強しました』
「とても」の例文
・『彼はとても素晴らしい人だ』
・『彼女の笑顔はとてもかわいい』
まとめ
「たくさん」と「とても」はどちらも分量や程度が大きいことを表す言葉ですが、使い方に違いがあります。
「たくさん」は名詞や動詞にかかって、物事の数や量が多いことを示す言葉です。
その一方で、「とても」は形容詞や副詞にかかって、物事の程度が高いことを示す言葉です。
「とても」は「たくさん」と一緒に使って、さらに強調することも可能だと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。