「だけど」と「けれど」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「だけど」と「けれど」の違いとは?言い換え

この記事では、「だけど」「けれど」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だけど」とは?

「だけれども」の略語で、口語でよく使用される言葉です。

主に、話し言葉やメールなどで、くだけた感じで使用されることがあります。

「けれど」とは?

「けれども」の略語で、書き言葉でよく使用される言葉です。

文章やレポートなどで、きちんとした感じで使用することが可能です。

「けれども」は、「けれど」「だけど」よりも丁寧な言い方で、目上の人や敬語を使う場面で使用されると言えるでしょう。

「だけど」と「けれど」の違い

「だけど」「けれど」の違いを、分かりやすく解説します。

「だけど」「けれど」は、両方とも逆接の接続詞で、前の文と後の文が対立することや、予想と違うことを表現する際に使用します。

その中で、「だけど」「けれど」の違いは、主に文体やニュアンスにあります。

「だけど」「だ」「けど」の組み合わせで、「だ」は断定の助動詞です。

そのため、「だけど」は前の文に強い主張や確信を表現します。

その一方で、「けれど」「だ」がないので、前の文にそこまで強い主張や確信を表さない言葉です。

また、「だけど」は話し言葉や、くだけた文体に使用されますが、「けれど」は書き言葉や丁寧な文体に使用されるという点も、違いとして挙げられます。

「だけど」の例文

・『彼は勤勉な男だ。だけど成績はあまり振るわない』
・『このおやつはとても美味しい。だけど、カロリーが高いので、食べ好きには注意だ』

「けれど」の例文

・『彼は男前だけれど、性格は悪い』
・『彼女はまだ若いけれど、すでに経験豊富だ』

まとめ

「だけど」「けれど」は、逆接の接続詞で、前の文と対照的な内容を後の文で述べるときに使用する言葉です。

どちらの言葉も、「けれども」の略語ですが、「だけど」「だ」が付いているので、前の文が断定の助動詞「だ」で終わる場合に使用します。

さらに、「だけど」は話し言葉でよく使われるのに対し、「けれど」は書き言葉でよく使用されることが特徴的です。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。