「なので」と「したがって」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「なので」と「したがって」の違いとは?言い換え

この記事では、「なので」「したがって」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なので」とは?

断定の助動詞「だ」と接続詞「ので」を組み合わせた言葉です。

主に、話し言葉やカジュアルな文体で使用されます。

前の文が後の文の原因や理由であることを意味しますが、論理的な根拠が必ずしもなくても使用可能です。

「なので」は主観的な判断や感情を表すときに使える言葉として知られます。

「したがって」とは?

前の文から後の文へ論理的に行き着くことを意味する言葉です。

書き言葉や硬い文体で使用されます。

前の文が後の文の必然的な結果であることを表しますが、論理的な根拠が必要だと考えられます。

「したがって」は客観的な事実や論理を表すときに使用可能です。

「なので」と「したがって」の違い

「なので」「したがって」の違いを、分かりやすく解説します。

「なので」「したがって」は、どちらも先行文と後続文の間に理由や結果の関係を意味する接続詞ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「なので」は、先行文の内容を踏まえ、後続文の内容を推論するときに使用する言葉です。

口語的な表現で、目上の人に対しては、「ですので」と言い換える必要があります。

その一方で、「したがって」は、先行文の内容から、後続文の内容が必然的に導かれるときに使用します。

文語的な表現で、口語では「したがいまして」と言い換えることが可能です。

「なので」の例文

・『彼は天才なので、どんな問題も解いてしまう』
・『今日は本当に疲れた。なので、一刻も早く寝たい』

「したがって」の例文

・『彼は私の親友だ。したがって、彼のことはよく理解している』
・『今日は日曜日だ。したがって、会社も学校も休みだ』

まとめ

「なので」「したがって」という言葉は、どちらも前の文と後の文の間に因果関係があることを示す接続詞ですが、意味や使い方に違いがあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。