この記事では、「ギリギリ」と「すれすれ」の違いや意味を分かりやすく説明していきます。
「ギリギリ」とは?
予定時刻に間に合ったことを「ギリギリ」といいます。
「新幹線の発車時間ギリギリに間に合った」というように、予定時刻の1分前になんとか駆け込んで乗れた行動を指すのです。
また、「線のギリギリ内側を歩いてください」といった使い方したときは電車が来るので、それ以上はみ出ないよう客に促します。
このように、かろうじて時間に合った、危険を回避する状況で使うのです。
「すれすれ」とは?
車で道路を走行中、対向車が来たとき左側に寄せれば壁にあと少しで擦れそうにすれ違えたことを「すれすれ」といいます。
また、容器からもう少しで水が溢れそうになる手前までなみなみと注いだ状態を「すれすれ」というのです。
ここから「すれすれで飛んできた物を除けた」といった使い方します。
このように、あと少しで触れそうになって危険な状況を手前で回避するといった場面で使うわけです。
「ギリギリ」と「すれすれ」の違い
ここでは「ギリギリ」と「すれすれ」の違いを、分かりやすく解説します。
時間に間に合ったと伝えるのが「ギリギリ」です。
また、「線の内側ギリギリを歩いて逃げた」といった使い方して、危険な状況を打破したと伝えるのです。
もう一方の「すれすれ」は、あと少しで触れそうになって危険な状態に巻き込まれる手前でうまくかわす状態を伝えるとき使われています。
また、飛行機が墜落しそうになる手前で角度を変えたので、地面「すれすれ」で衝突を回避したと伝えるわけです。
「ギリギリ」の例文
・『目的地に到着するギリギリで目が覚めて下車できた』
・『崖から一歩手前のギリギリ地点で降り立つことができた』
「すれすれ」の例文
・『猫が地面すれすれで助けられて、衝突を逃れた』
・『戦車が走って来たとき、すれすれで逃げて助かった』
まとめ
同じように2回繰り返して使いますが、使う状況に違いがあります。
どのようなときどう使うかに目を向けて、使ってみるといいでしょう。