この記事では、「ポリシー」と「ルール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ポリシー」とは?
ポリシーとは、方針をあらわします。
企業や団体の進むべき道や内容をあらわします。
また絶対に守っていること、心がけていることを「ポリシー」という場合もあります。
もともとポリシーは関係するギリシャ語から、生まれた言葉です。
ギリシャの言葉で国家や共同体をあらわす表現で、そこから組織や人が守っているもの、構築している事柄をポリシーというようになりました。
企業ポリシー、プライバシーポリシー、マネジメントポリシーと色々な表現が出ています。
「ルール」とは?
ルールとは、規則のことをいいます。
おもにスポーツの分野で用いられる表現で、公平な試合をおこなうための決まり事をいいます。
また会社内のルールというと、スタッフ同士が気持ちよく働くために遵守する約束事をいいます。
例えば会議室を使用したら各自が掃除をおこなう、勉強スペースでの私語は慎むなどが、社内ルールにあたります。
似ている就業規則に比べると、やや緩いものがルールといえるでしょう。
「ポリシー」と「ルール」の違い
「ポリシー」と「ルール」の違いを、分かりやすく解説します。
ポリシーとルールは似ているので、使い分けが難しいです。
ポリシーは企業としての方針、個人としての心がけをあらわします。
とくに組織に用いられる時は、公益性を保つための「業界としての定義、約束事」をいいます。
一方でルールはチームに所属する人が従うべき決まりで、スポーツや交通規則、社内規則に用いられています。
「ポリシー」の例文
・『義理と人情が、私のポリシーです』
・『個人情報についての、弊社のポリシーをお伝えします』
「ルール」の例文
・『交通ルールを守って、無事故無違反を目指しましょう』
・『曜日を決めて観葉植物の手入れをするのが、弊社のルールです』
まとめ
「ポリシー」と「ルール」の違いを解説しました。
正しい表現の差を知って、敬語の力を引き上げていきましょう。