「満たす」と「満ちる」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「満たす」と「満ちる」の違いとは?言い換え

この記事では、「満たす」「満ちる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「満たす」とは?

ある場所や空間をある物でいっぱいにすることを意味する言葉です。

それ以上は、入らないというニュアンスも感じられます。

また、「満たす」という言葉は、ある感情や気持ちがいっぱいになることも表現することが可能です。

「満ちる」とは?

ある場所や空間がある物でいっぱいになることを意味する言葉です。

あふれるという意味も感じられます。

また、「満ちる」という言葉は、ある感情や気持ちがいっぱいになることも表現することが可能です。

「満たす」と「満ちる」の違い

「満たす」「満ちる」の違いを、分かりやすく解説します。

「満たす」「満ちる」は、共に似たような意味で使用される言葉ですが、使用されるシーンや微妙なニュアンスの違いがあります。

「満たす」は、ある場所をある物でいっぱいにすることを表現する際に使用する言葉です。

その一方で、「満ちる」は、ある場所が、ある物でいっぱいになることを表現する際に使用する言葉です。

このように、「満たす」は、自分が実施する振る舞いを表し、「満ちる」は、自分ではなく、自然に発生することを表現すると言えます。

また、「満たす」「充たす」と書くことも可能ではあるものの、「充たす」は不足しているものを十分に与えるという意味が強くなると言えるでしょう。

「満たす」の例文

・『彼は空腹なので、まずはお腹を満たすことにした』
・『夏になると、学校のプールいっぱいに水を満たすことをしなければならない』

「満ちる」の例文

・『月が満ちる様子はとてもきれいだったので、思わず写真を撮ったが、あまりきれいには映らなかった』
・『彼に進められた本は、今の私に必要な情報で満ちているので、非常に有用なものだった』

まとめ

「満たす」「満ちる」は、共に、何かがいっぱいになるという意味を持つ言葉ですが、使用されるシーンやニュアンスに違いがあります。

「満たす」は他動詞で、主語が対象に何かを入れていっぱいにすることを表現する言葉です。

その一方で、「満ちる」は自動詞で、主語が何かによっていっぱいになることを表現する言葉だと言えるでしょう。