「過去」と「歴史」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「過去」と「歴史」の違いとは?言い換え

この記事では、「過去」「歴史」の違いを分かりやすく説明していきます。

「過去」とは?

「過去」は、過ぎてしまった時のことをさし、時間の区切りでは、現在よりも前のことをさします。

「過去」「以前」「昔」とも言い換えでき、どの言葉も過ぎ去った時のことをあらわしています。

「過去」は、この世の中に生まれる前の前世のことをあらわす場合も使われていて、これを「過去世」と呼びます。

「歴史」とは?

「歴史」は、ある物事が変化してきた過程や、進展してきた過程のことをさします。

また、過去の生活の中で起きた出来事の経過の記録なども「過去」になります。

その瞬間のことをさしているのではなく、時間の経過とともに変化してきた、その全体像、その記録をさして「歴史」と呼びます。

「歴史」は、「変化」「移ろい」「過程」「あゆみ」などと言い換えできます。

「過去」と「歴史」の違い

「過去」「歴史」の違いを、分かりやすく解説します。

「過去」は、今よりも前の時間のことをさしているので、ついさっきの出来事でも「過去」になります。

また、1ヶ月以上前でも1年以上前でも「過去」になるので、今より昔はすべて「過去」です。

「歴史」は、その「過去」のできごとから、今に至るまでどのような変化があったのか、どのような過程で歩んできたのかという全体像になります。

年表としてまとめられているものは「歴史」です。

「歴史」は特定の瞬間に的を絞るのではなく流れとして全体像をつかんでいるということが大事です。

「過去」の例文

・『模擬試験対策として過去問題を解いていた』
・『日本は過去最多のメダルを獲得することができた』

「歴史」の例文

・『歴史上の人物で一番好きなのは坂本龍馬だ』
・『歴史には、日本史と世界史があるが、自分は日本史のほうが好きだ』

まとめ

「過去」「歴史」の違いをお伝えしました。

「過去」「歴史」は、似ているようで異なる意味がある言葉です。

違いを理解して使い分けしてください。