この記事では、「関わる」と「拘わる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「関わる」とは?
自分の方から足を踏み入れて、ある事柄に関係することを「関わる」【かかわる】といいます。
例えば、給食費を盗んだと疑われる人を援護するため、攻める教師の間に入る行動を指すのです。
また、職場では企画を立ち上げる際に提案したり、任された仕事をこなす行為を指します。
使い方としては、「開発に10年も関わる」といって長いこと結果を出すために自らが関わってきたと伝えられるのです。
「拘わる」とは?
普通の人なら気にしない事も、執拗に意識し過ぎることを「拘わる」【こだわる】といいます。
うまく自分の中で解決できず、いつまでも失敗したことを考えすぎたり、頭の中で考えてうまく解決できずにいるのです。
例えば、子供の弁当は揚げ物にするか炒め物にすればいいかを考えてしまったり、自転車の置く位置はもう少し斜めの方が無難か周囲が面倒と感じるほど考え込んでしまいます。
「関わる」と「拘わる」の違い
ここでは「関わる」と「拘わる」の違いを、分かりやすく解説します。
相手と関係性を持つことを「関わる」といいます。
喧嘩する人たちの間に入って自らも暴力を振るったり、被災地での救護活動に参加する行動を指すのです。
また、職場では上司と部下の間に立つといった行動を指します。
もう一方の「拘わる」は1つの物を作りあげるとき色や形を中途半端にせず、とことん追求して良い物に作り上げることを意味するのです。
「関わる」は自らが進んで間に関係するために行動する、「拘わる」は追求して作業したり、物を作るとの違いがあります。
「関わる」の例文
・『戦争や災害どき、国民を安全に非難させる建物の強度実験に関わる』
・『毛を切るだけではなく、動物の心のケアもするのがトリマーの仕事だ』
「拘わる」とは?
・『料理に拘わる兄は、店で素早く注文ができない』
・『絶対に3階建てがいいと拘わる妹と姉が対立する』
まとめ
自ら相手に働きかけて関係性を持つか、物を立派に作り上げたいと思うとき見せる考えや行動を指すかに違いがあります。
どのようなとき使えばいいか調べてみるといいでしょう。