「全て」と「一切」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「全て」と「一切」の違いとは?言い換え

この記事では、「全て」「一切」の違いを分かりやすく説明していきます。

「全て」とは?

名詞と副詞の2つの品詞があることで知られます。

まず、名詞としての「全て」は、「いっさい」「みんな」「全部」という意味をもつ言葉です。

ある物事の全体を指します。

次に、副詞としての「全て」は、「何もかも」「残らず」という意味をもつ言葉です。

ある動作や状態の程度や範囲を強調します。

「一切」とは?

副詞としてのみ使用される言葉です。

副詞としての「一切」は、「全て」と同じく、「何もかも」「残らず」という意味をもつ言葉です。

ある動作や状態の程度や範囲を強調します。

しかし、「一切」は、「全て」よりも、より強い否定や拒絶のニュアンスを含んでいます。

また、「一切」は主に否定文や疑問文で使用され、肯定文で使うと不自然になります。

「全て」と「一切」の違い

「全て」「一切」の違いを、分かりやすく解説します。

「全て」「一切」は、どちらも「ある物事のすべて」という意味を持つ名詞ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「全て」は、副詞としても使えて、「何もかも」「残らず」という意味をもつ言葉です。

その一方で、「一切」は、主に否定語と一緒に使って、「全く」「まったく」という意味をもつ言葉です。

また、「一切」は、肯定的な文で使うと、強調や誇張の意味になることが特徴だと言えます。

「全て」の例文

・『彼は非常に優秀なので、1人で全ての問題を解決した』
・『この本に書かれていることが、彼の人生の全てと言っても過言ではない』

「一切」の例文

・『彼は今回の不祥事において、一切の責任を負わなかった』
・『彼女は不満があったので、一切話さなかった』

まとめ

「全て」とは、物事のすべてや何もかもという意味をもつ言葉です。

名詞や副詞として使用されます。

その一方で、「一切」とは、物事のすべてや全くという意味をもつ言葉です。

名詞や副詞として使用されます。

とりわけ、否定語と一緒に使われることが多いと考えられます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。