「図る」と「推進」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「図る」と「推進」の違いとは?言い換え

この記事では、「図る」「推進」の違いを分かりやすく説明していきます。

「図る」とは?

図るは、「はかる」と読むのが正解な言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、考えるやはかる、ずめん等の意味を持っている「図」の漢字に、平仮名の「る」を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ「図る」は、工夫し努力するとか、上手に処理するという意味を表すのです。

「推進」とは?

推進は、「すいしん」と読むのが正しい読み方となっています。

漢字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、前に動かしてすすめるや考えをおしすすめるといった意味を有する「推」の漢字に、すすむとかすすめる等の意味がある「進」の漢字を加える事で完成した言葉です。

以上の事から「推進」は、物を前に進める事や、事業とか運動を達成すべく努力する事を示します。

「図る」と「推進」の違い

「図る」「推進」の違いを、分かりやすく解説します。

図ると推進の文字表記を並べた上で比較を行ってみると、使用している文字も読み方も全然違う言葉同士であると直ぐに判明するものです。

見た目は全然似ていない上に、表現する意味にも違いが見られるので、それぞれの言葉が持つ意味を理解しさえすれば、使い分けの際に間違う事はありません。

まず図るは、工夫し努力する事や上手く取りはからうといった意味を表現するのです。

もう一方の推進は、物を前におし進める事とか、運動とか事業が達成出来る様に努める事を意味します。

「図る」の例文

・『政府は早急に新型ウイルス対策の実施を図るべきです』
・『役所にこのシステムを導入すれば住民サービスの向上を図る事が出来ます』

「推進」の例文

・『彼は平和運動の推進に生涯を捧げました』
・『あの国が発展するには、豊富な資源を活用して貿易を推進するしかありません』

まとめ

2つの言葉には共通する文字はなく、読み方も似ている訳ではないです。

更に指し示す意味にも相違点があるので、それぞれの言葉の意味をしっかり把握すれば、問題なく使い分けが出来ます。

ちなみに図るは、工夫し努力するや上手く処理を行うといった意味に使用される言葉です。

対する推進は、物を前へとおし進めるとか、運動等を達成する様に努力するという意味を表現します。