この記事では、「場合」と「場面」の違いを分かりやすく説明していきます。
「場合」とは?
ある事が起こったときや、そうなった時の状況や事柄を意味する言葉です。
また、「場合によっては」という言葉を使用すると、状況に応じてという意味をもちます。
他にも、「場合」は、対象に関してという意味もあります。
「場面」とは?
ある部分、物事が行われているその場の様子を意味する言葉です。
また、「場面」は、面白い場面や名場面というように、印象的なシーンを表すときにも使用されます。
他にも、「場面」は、ビジネスの場面や遊びの場面というように、物事が行われる分野や領域を示すときにも使用されることが特徴的な言葉です。
「場合」と「場面」の違い
「場合」と「場面」の違いを、分かりやすく解説します。
「場合」は、ある事が起こったときや、そうなった時の状況や事柄を意味する言葉です。
その一方で、「場面」は、ある部分や物事が実施されているその場の様子やシーンを意味する言葉です。
「場合」と「場面」は、似たような意味をもつ部分もありますが、場面は現在進行や過去の出来事をひとくくりにしたものであり、場合は仮定や条件を示したものという点で違いがあると考えられます。
「場合」の例文
・『飲みに行った後にラーメンを食べる場合は、歩いて帰ろう』
・『彼が辞める場合は、自分も辞めます』
「場面」の例文
・『彼女は場面ごとに、最適な行動を起こす』
・『彼が浮気する場面を目撃してしまった』
まとめ
「場合」と「場面」の違いとして、「場合」はある事が起こったときや、そうなった時の状況や事柄を指すのに対して、「場面」はある部分、物事が実施されているその場の様子を指すという点にあります。
また、「場合」は対象に関してという意味もありますが、「場面」はそのような意味はないと言えます。
このように、「場合」と「場面」は、似ているようで実は異なる意味をもつ言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
