「場面」と「状況」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「場面」と「状況」の違いとは?言い換え

この記事では、「場面」「状況」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「場面」とは?

ある物事が今まさに行なわれている状況を「場面」【ばめん】といいます。

例えば、ドラマを放送するとき抱き合う姿を映したシーンと、主人公が車で暴走する様子とではまた違ってくるのです。

このシーンを「場面」といい、それぞれまるで違う雰囲気と作りで視聴者を上手く惹き付けます。

このように、映画やドラマ、舞台といった作品ではワンシーンを「場面」といった言い方をするのです。

「状況」とは?

物事を取り巻いて変っていくことを「状況」【じょうきょう】といいます。

例えば、事件が起きたとき、犯人を取り押さえようと警察官が家の中に踏み込んで事が終わると思いきや、「状況」は大きく変わり、窓から逃げて逃走劇が始まるのです。

また、「状況をよく見て行動する」といえば周囲をよく確かめてから動くように考えます。

このように、先ほどまでと違った様子を伝えるのです。

「場面」と「状況」の違い

ここでは「場面」「状況」の違いを、分かりやすく解説します。

映画やドラマを撮っているとき、ワンシーンとなる面を「場面」といいます。

演劇では先ほどの泣き喚く姿と、転げながら喜ぶところではまた違う「場面」となるのです。

もう一方の「状況」はある人物を取り巻く環境が変わり、事態がまるで違った様子になります。

例えば、「状況は大きく変わった」といえば先ほどまでの様子とは打って変わり、悪くなるときよく使う言葉です。

「場面」の例文

・『映画の盛り上がる場面に激しく感動した妹は余韻に浸る』
・『舞台の最後の場面では、役者の本気が手に取って伝わった』

「状況」の例文

・『現場の状況を動画に撮り、いち早く本部へ事態の重さを伝えた』
・『震度7の大地震に襲われたとき、大きく家が倒壊した状況に怯える』

まとめ

どちらも似た意味で使われていますが、どのような問題が起きたとき使うかに注目して使いこなしてみるのもいい勉強方法となるでしょう。