この記事では、「医療」と「医学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「医療」とは?
「医療」は「いりょう」と読みます。
「医療」は、「医術や医薬を用いて、病気やけがを治すこと」という意味があります。
「治療」や「療治」などと似た意味を持ちます。
病気やけがを治すことを仕事にする人は、「医療関係者」と呼ばれます。
例えば、医者看護師などの「医療関係者」が、治療を行うにあたり、当然必要とされる注意を怠ったために、患者に損害を与えてしまった場合は、「医療過誤(いりょうかご)」という大きな問題になります。
「医学」とは?
「医学」は「いがく」と読みます。
「医学」は、「人体や病気の本態を研究し、病気の予防や治療を行い、健康を維持するための学問のこと」という意味があります。
「医学」は、「基礎医学」、「臨床医学」、「社会医学」からなっています。
「医療」と「医学」の違い
「医療」と「医学」の違いを、分かりやすく解説します。
「医療」は、「医術や医薬を用いて、病気やけがを治すこと」という意味があります。
一方の「医学」は、「人体や病気の本態を研究し、病気の予防や治療を行い、健康を維持するための学問のこと」という意味があります。
このように、「医療」も「医学」も、医師や病院に関係する言葉という共通点があります。
しかし「医療」は、「病気やけがを治すこと」という行為を意味する言葉なのに対して、「医学」は、「学問」を意味するという大きな違いがあります。
「医療」の例文
・ 『伝染病が蔓延し、医療現場が混乱する』
・ 『将来看護師として、医療に携わりたい』
「医学」の例文
・ 『医学を学ぶために、医大に進む』
・ 『徹夜で、医学の試験勉強をする』
まとめ
「医療」と「医学」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。