「揃う」と「揃える」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「揃う」と「揃える」の違いとは?言い換え

この記事では、「揃う」「揃える」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「揃う」とは?

数字が自動的に揃って表示されることを「揃う」【そろう】といいます。

例えば、「1111」と同じ数字がきれいに並ぶことを「揃う」と使うのです。

ここから「同じ背丈の男性が揃う」というように、背の高さがほぼ同じであるため、きれいに並んで見えると言えます。

また、「着る服が人数分すべて揃う」といって、上から下まで必要としている人に全員提供できる数が用意できたと伝えるのです。

「揃える」とは?

必要な物をぬかりなくすべて準備できたという意味で使うのが「揃える」【そろえる】です。

出かけるとき着て行く服や帽子、靴、鞄といったものを揃えて、着て行く段階まで準備ができたと伝えられます。

それほどきちんと準備するべき物を考えて、自らがすべて1箇所に置くのです。

また、「人数を揃えるため声をかけた」といえば、必要な人数を集めるためこちらの方から募集をかけます。

「揃う」と「揃える」の違い

ここでは「揃う」「揃える」の違いを、分かりやすく解説します。

人の働きかけにより必要な物が一箇所に集まることを「揃う」といいます。

被災者が必要としている電気や水、ガスがすべてあり、いつでも食事ができたり、作るといった行動ができるのです。

もう一方の「揃える」は他人が必要としている人の物をすべて準備するために働きかけます。

被災地では職員が人数分の食事を提供するために食べ物を揃える行為を指すのです。

「揃う」の例文

・『被災者が職人に頼んでおいた生活用品がすべて揃う』
・『生徒が揃うと顔を前に向けさせて、集団写真を撮ってもらった』

「揃える」の例文

・『学校に通う子供に必要なものをすべて揃えるため店に行った』
・『被災者が欲しい物を揃えるには、難しい状況が続いている』

まとめ

同じ「揃」を使っていますが、「う」「える」によりまた違う使い方します。

どのように使うか深堀して、使い分けてみるのも勉強になるでしょう。