「進捗」と「状況」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「進捗」と「状況」の違いとは?言い換え

この記事では、「進捗」「状況」の違いを分かりやすく説明していきます。

「進捗」とは?

「進捗」とは物事が順調に進むことや、どれくらい進んでいるかの度合いです。

元々は物事が順調に進み捗るという意味であり、それから意味が広がって進む度合いなどの意味で使われるようになりました。

物事が始まってから完全に終わるまでの間で、どれくらいの部分まで終わっているかであったり、なにか進行を妨げる問題がないかを聞くのに使われます。

「状況」とは?

「状況」とは物事が特定のタイミングでどのような様子やありさまになっているかです。

基本的には今どうなっているかという意味で使われますが、時間を指定する言葉と一緒に使うことで過去どうなっていたかという意味で使うこともできます。

様子やありさまと言ってもその物事の何を聞きたいのかまで言わないと伝わらないことも多く、何を聞きたいのかを指定する場合は逆に「状況」という言葉が省略されることも珍しくありません。

「進捗」と「状況」の違い

「進捗」「状況」の違いを、分かりやすく解説します。

物事が順調に進むことやその度合が「進捗」で、物事が特定のタイミングでどのような様子やありさまになっているかが「状況」です。

「進捗」を聞く場合は現在についてだけ聞かれますが、「状況」は現在だけでなく過去の様子についても聞けます。

また「進捗」は様子やありさまだけでなく物事が進むこと自体を指す意味がありますが、「状況」は様子やありさまを指す意味しかありません。

「進捗」の例文

・『商品開発の進捗を報告してもらう』
・『開催のための作業は滞りなく進捗している』

「状況」の例文

・『作業がどれだけ進んでいるかの状況を報告する』
・『周囲を見て状況を把握する』

まとめ

「進捗」は物事が進むことやその度合いで、「状況」はあるタイミングで物事がどんなありさまかを指す言葉です。

進んでいる度合いを聞く使い方の「進捗」は、進捗状況という言葉から「状況」という単語を省略した聞き方でもあるので、省略されていることを気付いていないと混同の原因になります。