この記事では、「根拠」と「エビデンス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「根拠」とは?
何かの主張や判断を支えるためのものであり、その正しさや妥当性を示すために必要なものを意味する言葉です。
「根拠」には、観察された事実や論理的な推論、専門家の意見などがあると考えられます。
また、「根拠」は、主張や判断に対し、なぜそう思うのか、どうやって分かったのか、どれくらい信頼できるのかということを説明する役割を果たすと言えるでしょう。
「エビデンス」とは?
英語の「evidence」から来ており、一般的には「証拠」や「根拠」と訳される言葉です。
もともとは、医学や保健医療の分野で使用されていた言葉で、その治療法が科学的に効果があると言えるだけの臨床結果や、科学的根拠のことを指していました。
また、「エビデンス」は、バイアスが含まれにくいので、信頼性の高い根拠として評価されると考えられます。
「根拠」と「エビデンス」の違い
「根拠」と「エビデンス」の違いを、分かりやすく解説します。
「根拠」とは、何かの主張や判断の正しさを支えるためのものを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「エビデンス」とは、証拠や根拠という意味をもつ言葉です。
つまり、「根拠」と「エビデンス」の違いとして、「根拠」は、主張や判断の正しさを支えるものであるのに対し、「エビデンス」は、その根拠の中でも、科学的に信頼できるものであるということが挙げられます。
「根拠」の例文
・『彼の主張には何の根拠もなかった』
・『彼女はどんな意見の言う際にも、いつも根拠に基づいていた』
「エビデンス」の例文
・『この資料にはエビデンスが不足している』
・『まずはエビデンスを提示してください』
まとめ
「根拠」と「エビデンス」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「根拠」は、何かを主張するときに必要な理由や根拠という意味を表現する言葉です。
その一方で、「エビデンス」は、証拠や形跡、根拠や裏付けという意味を表現する言葉です。
ビジネスシーンでは、「エビデンス」の方が客観的なデータや資料を指すことが多いと考えられます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。