この記事では、「混乱」と「パニック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「混乱」とは?
「混乱」とは、まざりあってしまい何が何なのか分からなくなっている状態、入り乱れてしまい物事の正しい順序が分からなくなっている状態、何が正しいのか分からない状態、入り乱れて筋道が分からない状態などを意味しています。
様々なことが重なり合って、どうなっているか分からないというのが「混乱」です。
「パニック」とは?
「パニック」は、何かのきっかけで感情や行動が制御できない状態になってしまうことをさします。
突発的な不安や恐怖に襲われてしまうことで、錯乱した行動をとってしまったり、混乱した心理状態になったりしてしまうことを「パニック」と言います。
冷静でいられない状態で、自分でも何が何だか分からなくなってしまっているのが「パニック」です。
「混乱」と「パニック」の違い
「混乱」と「パニック」の違いを、分かりやすく解説します。
「混乱」も「パニック」も、何が何だか分からなくなってしまっている状態という点は共通しています。
「パニック」の状態により心理的に混乱してしまうということがありますので、ほぼ同じ意味と言えますが、程度が異なります。
「混乱」よりも「パニック」のほうがより精神的に大きな不安や恐怖を感じているということが言えます。
また、「パニック」は「パニック障害」という疾患があるように精神的な病気に繋がってしまう可能性があるほど程度が強いものと言えます。
「混乱」の例文
・『山積みとなっている資料を目の前に頭が混乱してきた』
・『お客さんからのクレームの対応に混乱してしまった』
「パニック」の例文
・『巨大な地震が発生したことで、その施設にいた利用者全員がパニックになっていた』
・『満員電車に乗っていると急にパニック発作が起こることがある』
まとめ
「混乱」と「パニック」の違いをお伝えしました。
どちらも頭や気持ちがぐちゃぐちゃになっているような状態ですが、恐怖や不安の強さは「パニック」のほうが強いです。