この記事では、「静か」と「閑か」の違いを分かりやすく説明していきます。
「静か」とは?
目につく動きがなく、ゆったりとしているさまや、落ち着いているさま、気持ちに動揺や乱れがないさまを表現する際に使用する言葉です。
また、「静か」は、性格が非常におとなしく、口数が少ないさまを表現することも含んでいます。
「閑か」とは?
ひまであるということを表現する際に使用する言葉です。
また、「閑か」は、自分から部屋に閉じこもり作り上げた静かさや、世間から離れて静かに過ごすことを表現することもあります。
「静か」と「閑か」の違い
「静か」と「閑か」の違いを、分かりやすく解説します。
「静か」と「閑か」という言葉は、どちらも「耳ざわりな物音や声がしないさま」を表現する形容動詞で同じような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「静か」は、一般的に「落ち着いている」「穏やかである」「騒がしくない」という意味で使用される言葉です。
その一方で、「閑か」は、より「ひっそりとしている」「人気がない」「世間から離れている」という意味で使用される言葉です。
「閑か」は、「閑静」という熟語にも使用されると考えられます。
「静か」の例文
・『今日は月が出て、静かな夜だった』
・『このお店では静かな音楽が流れており、落ち着いた雰囲気だった』
「閑か」の例文
・『今日は閑かな日なので、ゆっくり過ごそうと思う』
・『今日はお客さんも非常に少なく、店内は閑かだったように感じる』
まとめ
「静か」と「閑か」は同じ読み方をする言葉ですが、意味や使い方に違いがあると考えられます。
「静か」は、音や動きが少なくて落ち着いているさまを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「閑か」は、人や物が少なくてひっそりしているさまを表現する際に使用する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。